
高崎ロータリークラブ
第69代会長(2022-2023年度)
桂川 修一 様
コロナ収束を視野に外に出て交流する機会を広げる
私が会長に就任した時期は、2022年3月に蔓延防止措置が解除され、5月には5類感染症に移行するなどコロナ禍の最終段階でした。コロナ収束に希望を見出しながらも、十分な感染対策をしつつ活動を再開。さらに活発化させるべく、外に出る機会や会員同士が直接会って交流する機会を設けたいという思いが強くありました。
そこで、「奉仕活動を進化させ、大いに参加し、大いに人生を楽しもう」という目標を掲げました。RIのテーマであるDEIを実践しつつ、ロータリー活動への積極的な参加を促すことで、高崎RCを進化させたいと考えました。単にコロナ禍前の状態に戻るのではなく、会員の皆さんが自ら考え行動し、喜んで奉仕活動に参加できるよう、例会の参加方法や開催方法、委員会活動の活性化を図り、アットホームな雰囲気のあるクラブづくりを念頭に置きました。
特に、前年度までできなかった夜間例会を実施し、上毛新聞印刷センターに職場訪問例会をするなど、すべての例会を休会することなく実施できたことは嬉しかったです。
一方、姉妹クラブ、友好クラブの関係を強化するため、11月には金沢百万石RCへのメークアップツアーを実施し、会員同士の交流と親睦を図りました。翌年4月には、先方の25周年記念式典にも参加しました。年度の最終月となる6月には、オーストラリアのサーファーズパラダイスRCを訪ねるメークアップツアーを実施。会員16名が豪州のゴールドコーストに飛び、現地会員の方々と交流しながら姉妹提携の契約更新をしました。また新たな友好クラブを探るべく、本庄RCとの交流も行い、姉妹クラブ、友好クラブの再構築と強化に取組みました。

また、コロナ禍では、アウトドアの活動が見直されたことから、ロータリー財団地区補助金を活用し、「観音山野鳥の森」に案内板、巣箱、ベンチを置くなど環境整備を支援しました。

さらに、高崎RC基金を引き続き継続し、地区大会で足立ガバナーより「ガバナー賞」を授与された子ども食堂への支援やフードドライブ等支援活動も継続しました。今後は、更に地域に根差した活動を深掘りし奉仕機会を探り、会員には寄付金がどのような使われ方をして、どのように喜ばれているのかを周知することで、会員が寄付や支援に前向きな気持ちになる環境を整えることが大切だと考えます。

私自身のことを振り返ると、例会での卓話の材料を用意することが大変勉強になりました。本業の会計士の視点から、なるべく経営に役立つ話などを心がけました。会員同士の対話や親睦、卓話を聴く機会も、ロータリーライフの魅力ではないでしょうか。