根本会長

高崎ロータリークラブ
第68代会長(2021-2022)

根本 康弘 様

コロナ禍で「一日一善」を呼びかけ、
例会はオンライン開催

 新型コロナウイルス感染症の拡大も3年目、私の会長年度もコロナ禍のスタートとなりました。群馬県が警戒度を発表するようになると、「レベル3」は会議を開催してお弁当を出す。「レベル4」は親睦会を中止というように、活動の基準にしました。
 しかし、いつまでも外的要因に左右されるのではなく安定的に例会を開催できるよう、zoomを活用したオンラインでの開催に踏み切り、多くの会員の皆さんに参加していただくことができました。
 会長就任あいさつでは、コロナ禍でも会員が奉仕の精神を日々実践できるよう、一日に一つ善行を行い、それを毎日積み上げましょうと「一日一善」を呼びかけました。内容につては、「横断歩道に人がいたら歩行者優先。必ず停止」「ゴミが落ちていれば拾う」といった簡単なことでよく、それを例会などで発表してもらいました。

 外出を控え、人と会うことを控えることが多くなると、弱い立場の人たちへの支援活動も滞りがちです。高崎RCでは一年を通して、会員の家庭で飲料や日用品など余剰品を持ち寄り社会福祉協議会を通じて、子ども食堂や生活困窮者支援団体に寄贈する「フードドライブ」の活動を強化しました。
 また、地域住民や自治体が主体となって、無料または低価格で子どもたちに食事を提供するコミュニティーの場としての「子ども食堂」にも、不足している物品を聞き取り、当クラブで一括購入した後、各団体に寄贈。児童養護施設にも、二胡の演奏会と共に必需品のタオル600本を贈ることができました。

 本年度では6RC合同例会の開催は実現しませんでしたが、4月に北RC、セントラルRCとの3クラブ合同親睦会。シンフォニーRC、高崎東RCとの3クラブ合同親睦会夜間例会を開催することができました。また、通常の恒例行事を行うだけでも大変な時期でしたが、クリスマス家族例会はほぼ例年通りに開催することができました。感染症予防対策を十分に行いながら、群馬交響楽団のカルテットの調べを聴き、フランス料理のフルコースに舌鼓を打つなど、皆さんの笑顔を見ることができて大変嬉しかったです。

 7年前(在任時)から会員が倍増したことで、資金が潤沢になり手厚い慈善活動が可能になったのは喜ばしいことですが、新会員が組織の活力となるような組織運営が求められます。
 私自身を振り返ると、40歳で入会し、最初の10年は会員同士の親睦を深める程度でしたが、幹事や委員会の委員長を務める過程で、徐々に自覚や責任感が芽生え、会長を務めた一年はそれこそ本気で、充実した一年を過ごすことができ感謝しています。