広瀬会長

高崎ロータリークラブ
第66代会長(2019-2020)

広瀬 雅美 様

団体や個人の奉仕活動を支援する基金を創設

 私が会長を務めた年度では、高崎市内で活動する団体や個人の奉仕活動及び教育活動を支援する「高崎RC基金」を創設し、初年度となる令和元年度の基金贈呈式では、選出された8団体に補助金を手渡すことができました。
 高崎経済大学付属高等学校のインターアクトクラブ発足も、新たに進めた事業でした。2019年8月に行われた発足式では、生徒代表より「新たなクラブ部員として地域社会に貢献できるよう頑張ります」という力強い抱負が語られました。12月には高崎地区青少年赤十字指導者協議会主催の歳末助け合い街頭募金運動に、同校インターアクトクラブと共に高崎RC青少年奉仕委員会と有志で参加することができました。

 また、同じく青少年奉仕委員会が企画した「高崎の未来を考える高校生政策研究会」では、市内4高校の生徒186人から政策提言を募ることができました。本来でしたら、優れた政策を提案した生徒が富岡市長に直接プレゼンする予定でしたが、コロナ禍のため書面提出となりました。高校生らしい斬新なアイデアがたくさんあり、有意義な事業でした。
 他にも、職業奉仕委員会事業の「ロータリービジネス研究会」を立ち上げましたが、新型コロナウイルス感染症拡大で単年度で終わってしまったのは残念でした。

 年度の後半は例会や事業の中止が相次ぎ、会員同士が対面して活動することが一切できなくなりましたが、RCのあるべき姿を改めて自分自身に問い、何をすべきかを考えるよい機会になったような気がします。
 2020年6月26日には、「緊急支援プロジェクト」として、ガバナー補佐と他の高崎市内5RC会長と共にコロナ対策支援金を高崎市長にお渡しました。 会員の皆さんには、感染など健康不安もあったと思いますが、年度後半に例会の中止が続いた中で、最終例会には100名以上の方々に出席していただき盛大に行えましたことは、大変嬉しかった思い出として、皆さんに深く感謝しています。
 思い通りの事業ができなかった一方で、地区大会で森田高史ガバナーより、「最優秀ガバナー賞」を授与されましたことは、大変光栄な出来事でした。
 2014—2015年度に会員が倍増して以降、高崎RCはその状態を維持しています。若い会員の増加がクラブの活性化につながっていると実感されます。地区内最大規模のRCの自覚をもちながら、運営面の改革を進め、社会のニーズを先取りするような事業を展開し、多方面から信頼され必要とされるRCになれるよう、会員の一致団結が求められています。
 私自身、中堅会員でありパスト会長として、できるだけ例会に出席し、会員の皆さんと親睦を図り、良き相談相手になれるよう心がけると共に、長くロータリーライフを楽しんでいきたいと考えています。