市川様

高崎ロータリークラブ70周年
実行委員会委員長

市川 豊行

 本日はご多忙のところ多くのご来賓および関係各位のご臨席を賜り、私たち高崎ロータリークラブの創立70周年記念式典が盛大に開催できますことを誠にありがたく心より御礼申し上げます。
 1954年(昭和29年)、上毛新聞の記事「わが国最初の3RC合同伝達式~前橋・高崎・伊勢崎RCチャーターナイト記~」によると当クラブはわずか25名の会員により設立されました。爾来、今日までに高崎南クラブ、同北クラブ、同東クラブ、富岡クラブそして安中クラブのスポンサーとしてその種子を蒔き続け成長が図られるとともに、現在では138名の会員を擁する群馬県内最大のクラブヘと発展し、地域社会にわずかなりとも奉仕貢献することができたと自負をするものであり、これもひとえに皆様のご理解とご協力の賜物と考え、深甚なる感謝を申し上げるところであります。
 ところで、今年の初めに起きた能登半島大震災や羽田空港の航空機事故など、近年世界情勢が混沌として、これから何が起こるか想定できない不安な状況を暗示しているように思われます。このような時に本日の祝賀事業も縮小を考えましたが、長い歴史のなかで最初に「井戸」を掘った人たちへの敬愛と感謝の気持ちや、一貫してロータリーを愛し活動に勤しみクラブの成長に尽力してきた諸先輩への感謝を心にして、会員全員が一致協力して、この日の成功のために努力してまいりました。是非、この心意気を感じていただきながら、本日の式典や祝賀会をお楽しみいただきたく存じます。
 そして本日は姉妹クラブであるオーストラリアゴールドコーストの「サーファーズパラダイスRC」と「金沢百万石RC」、友好クラブである「宇都宮南RC」および「本庄RC」からも多くの仲間たちがお祝いに駆けつけてくれています。本当に感謝の念に堪えません。
 私の好きな言葉に「後悔は過去を変えようとするが、反省は未来を変えようとする」というのがあります。私たち高崎ロータリークラブはこれからの未来に向けてこの70周年を起点に、これまでを真摯に学び直し、再び地域に根差した活発な奉仕活動に勤しんでいきたいと強く願っています。
 本日は何かと不行き届きの点もあろうかと思いますが、ロータリーの友情に免じてご寛容を賜りますようお願い申し上げ挨拶といたします。