吉崎会長

高崎ロータリークラブ
第67代会長(2020-2021)

吉崎 裕 様

講演会やラジオ番組など発信するチカラに注目

 私の会長年度は、最初から最後までずっとコロナ禍中にありました。感染すると罪悪感が先に立つ時期に、最初の夜間例会は、ソーシャルディスタンスを十分確保できるGメッセの会議室で行い、スクール形式に並べた細長いテーブル一台を一人で使用。飲食も伴いましたが、黙食で寂しい会食となりました。
 気軽に集まることができない状況下でしたが、感染対策を取りながら、例会にエフエム群馬パーソナリティーでミツバチの保護活動に取組んでいる内藤聡さんをお招きし、「ミツバチを増やす社会貢献活動」をテーマに講演会を開催することができました。会員にインパクトを与えるような気づきのある素晴らしい内容だったので、今度は子どもたちを集めてミツバチに関するイベントを企画し参加者も募集しましたが、コロナ禍の状況判断から中止になりました。いつか実現に向けて再チャレンジしたいと考えています。

 振り返ると、コロナ禍での活動をどのように行っていこうか試行錯誤の連続でしたが、やれることはやったという思いがあります。
 一つには、フードドライブ支援があります。約70人の会員が持ち寄った家庭で余った食材を、高崎経済大附属高インターアクトクラブに届けることができました。同クラブでは、生徒の家庭などから集めた食材と一緒に、高崎市社会福祉協議会に寄託しました。

 また、高崎ロータリークラブ基金の活動をラジオ高崎で紹介する番組『みらいのカケラ』を半年間、高崎ロータリークラブがスポンサーとなって発信しました。市内のボランティア団体の活動を支える我々の姿をラジオを通して市民の皆さんに伝えることができたことは大変意義深いことだったと自負しています。

 会長在任期間ではありませんが、昨年6月に、私が所属する野球クラブが、阪神甲子園球場で開催された第38回全国RC野球大会に出場し、大阪天王寺RCを相手に6対4で初勝利を収めたこと。また、昨年10月に高崎RC70周年記念事業として協賛した「第1回たかさき太鼓祭り」が開催され、人気の太鼓芸能集団「鼓童」の出演もあり大盛況で行えたことは、市内の伝統を守り広めていく「高崎氏子會」の会長を務める私にとって、高崎まつりの通常開催と併せて心躍る出来事でした。
 幾重にも交差するご縁があり、充実したロータリーライフを過ごすことができ、今後も続けることができれば幸いです。