山本様

群馬県知事

山本 一太 様

 高崎ロータリークラブが創立70周年を迎えられ、ここに記念誌が発刊されますことを心からお慶び申し上げます。
 崇高なる「奉仕」の理念のもと、貴クラブが積み重ねてこられた地域社会への貢献は、会員の皆様の誠意と努力の賜であり、深く敬意を表します。
 人口減少や少子高齢化が進展する現在、魅力的で持続可能な「地域づくり」のためには、県民一人ひとりが積極的に地域課題の解決に取り組むことが、より一層重要となっています。
 こうした中、貴クラブが、高崎ロータリークラブ基金を創設し、より良い地域社会の実現に向けて活動する団体を支援したり、クラブ会員から募った余剰タオルを児童家庭支援ホームへ寄贈したりするなど、幅広い分野での活動を通して地域の絆と活力を高めていただいていることは、大変心強く、感謝の念に堪えません。
 県では、2040年の群馬県の目指す姿を描く「新・群馬県総合計画・ビジョン」を策定し、「年齢や性別、国籍、障害の有無等にかかわらず、すべての県民が、誰一人取り残されることなく、自ら思い描く人生を生き、幸福を実感できる自立分散型の社会」の構築を進めています。
 この目指す姿の実現に向けて、あらゆる分野で群馬の強みを活かした独自の「群馬モデル」を発案、実行、発信してきます。厳しい時代にあっても誰もが健康で豊かに暮らせるよう、時代の流れを先読みしていち早く動き、これまでにない新しい発想で、群馬県から日本を変えていくという「攻めの姿勢」で県政を推し進めていきます。
 その推進に当たっては、地域で活躍する皆様と連携することが不可欠だと考えておりますので、引き続き御協力を賜りますことをお願い申し上げます。
 結びに、高崎ロータリークラブの今後益々の御発展と、会員の皆様の御健勝を祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。